台湾総代理店・Janetさんのストーリー ~日本ブランドLegend Walkerとの出会い&スーツケースへの思い~

今回は、2009年よりレジェンドウォーカー(以下LW)ストアを台湾に展開する、台湾代理店のJanet Wangさんに取材をさせて頂きました。LWとの出会い、台湾で日本ブランドのスーツケースを展開していく意義について、また台湾人のスーツケース熱についてなど、興味深いお話を伺いました。

Janet Wang さん

2009年より、レジェンドウォーカーストアを台湾に展開。日本ブランドのデザインと品質、ショップの手厚いアフターサービスを軸に、長年にわたって高い信頼度を集めた店舗を運営している。
店舗住所:台中市北屯區敦化路一段565號

instagram
https://www.instagram.com/legendwalker_tw/

台湾総代理店・Janetさんのストーリー ~日本ブランドLegend Walkerとの出会い&スーツケースへの思い~

Janetさんはいつからスーツケース業界に携わったのでしょうか?

20年前に、日系自動車部品をはじめギフト用の雑貨など様々な商品を日本から台湾に輸入する貿易ビジネスを始めました。

しかし、ある年、委託されたスーツケースの輸送途中に船が沈んでしまい、コンテナ14個がすべて沈没。私達みたいな中小企業にとって、このような打撃は致命的で、ほぼ破産の状況に追い込まれました。元々利幅が薄いOEM事業はリスクも高く、このまま継続するべきなのか、これを機に考えさせられました。そして2000年より、小売事業へ転換することを決意したのです。

まずは、海外に輸出するスーツケースのアウトレット品を台湾国内でオンライン販売することからスタートしました。
輸出品として作られた高い品質、台湾国内の需要に合わせた価格設定を軸に、約7年間かけてEC事業を拡大してきました。しかし、永遠にアウトレット品のみを売るお店でありたくない、やはりプライドをもって販売したいという思いのもと、自社製品の生産、販売に踏み切ったのです。

LWとはどのように出会ったのですか?

自社製品については、丁寧なアフターサービスで信頼を得て一定数の販売はできたものの、やはり痛感したのはブランドネームの重要性でした。
そこで、世界でも信頼と実績を残している日本ブランドのスーツケースを代理販売できないかと探し始めたのです。当時はまだインターネットでの情報が少なかったのですが、LWを見つけたとき、モノづくりへのこだわりと独特なデザインに惹かれ、すぐにLWの製造販売を行う日本のティーアンドエス社に連絡しました。

はじめはお互い言葉の壁があり、電話やメールでのコミュニケーションが取れなかったので焦りました。しかし、諦めずに実際に日本に足を運んでみたんです。すると、なんと当時の商品部担当者が台湾人でした。こうして、ティーアンドエス社の信頼を得て、初めて輸入したLWのスーツケースは台湾で即完売。日本ブランドとして注目を集めました。

LWの魅力はどのような点だと思いますか?

私たちは、常にLWの商品にインスパイアされています。長年日系自動車部品のビジネスにも携わっていたので、日本ブランドのモノづくりへのこだわりと品質のあくなき追求については、よく分かっていました。LWの商品は台湾において決して安いものではありませんが、高い品質、手厚いアフターサービスが口コミで広がり、お客様は長く使用できる安心感とコスパの良さを魅力と感じて下さっているようです。

一度購入されたお客様がファンになってくれるというのも、LWのスーツケースの良さを物語っていると思いますね。ファンになった方は更に家族や友人にもブランドを紹介してくれるので、私たちの「ファンクラブ」は10年の間、拡大し続けています。

「ファンクラブ」はFacebookで様々なイベントを開催していますよね。そのファンクラブについて教えていただけますでしょうか?

LWのファンとは、オンライン・オフライン両方でコミュニケーションを取っています。ファンクラブ内で新商品を発表したり、スーツケースの新しい使い方を紹介したり。時には限定版や特別カラーの商品を出し、イベントを企画したりしてスペシャル感を出しています。

ファンの皆さんは、スーツケースをファッションアイテムと位置づけ、バッグのように一人当たり3~5個のスーツケースを保有しています。皆さんから「新アイテムはありますか?」と聞かれることもしばしば。熱心なファンはサイズごとにスーツケースを購入するだけでなく、デザインや用途によってコーディネートしやすいように各アイテムを揃えているんです。

ひとりあたり3~5個のスーツケースはすごいですね。
日本では、2年ほど海外旅行が制限されているので、現在海外渡航への期待が高まっています。制限が解除されましたら、台湾は「もっとも訪れたい場所」の一つです。海外旅行に対してどのような思いがありますか?

台湾は今年中に必ず国境が開かれると思います。経済的にもビジネスの往来が必要とされていますし、政治的にも好まれる施策だと思います。3月より、ビジネス目的の入国は許可されており、隔離期間も短縮、海外旅行も近いうちに再開すると信じています。
私達も春に向けて商品の準備を開始しております。

これからの海外旅行に期待できますね。最後に、LWの台湾代理店としてスーツケースを販売する意義、十数年の間でご自身が感じられたことなどがあればお伺いできますか?

私たちにとって、LWの代理店として日本の優れた商品を台湾の消費者に紹介し、その良さを共有できることに意義を感じています。自信をもって日本ブランドを広められることが私たちのプライドであり、幸せでもあるんですね。

小売を始めて十年以上経ちますが、お客様が商品に触れて好感と興味を持ち、機能などについて詳しく質問して下さる時、いつも私はブランドや商品への誇りでいっぱいになるんです。また、LWファンの皆様と交流する時、彼らの新商品への期待とブランドへの信頼を強く感じて、この仕事にやりがいを感じますね。

旅のパートナーとしてのスーツケース

そしてもう一つ。修理品が届き、スーツケースが使われている証を見ると、まるで私たちもお客様の旅に「同行」した気分になり、ワクワクするんです。

こちらの6700の修理品をご覧ください。ケースの表面には少なくとも100枚ものステッカーやクレームタグが貼られていますね。このスーツケースの持ち主は台湾の有名バンドのメンバーで、このスーツケースで世界を巡回するライブツアーに行ってきたようです。
スーツケースはただの消耗品ではなく、旅のパートナーであり、思い出を記録するアルバムでもあります。スーツケースを通じて、様々な旅のストーリーを感じられるところもこの仕事の魅力ですね。

■おわりに

レジェンドウォーカーは現在海外10カ国で展開され、それぞれの国や地域において「日本ブランド」としての存在感を高めています。

今回のストーリーでは、台湾代理店Janetさんの視点から、LWというブランドの魅力や国際市場での存在意義を語って頂きました。スーツケースの魅力は、機能性のみならず、ファッション性、そして旅の良きパートナー役など様々です。これからも、ユーザーの想いに寄り添う、信頼できる日本ブランドとして様々なスーツケースの開発・販売に邁進していこうと思います。

インタビュー:斉 真希
ライター:藤井 麻未

 

~以下中国語インタビュー原本~

請問王小姐是如何選定行李箱這個行業,與雷劍歐克相遇的呢?

20年前,我是做汽車配件生意起家的,後來做禮贈品的OEM。當時把內陸的商品引進臺灣還算比較順利,又發現客戶喜歡送行李箱,便開始行李箱的OEM業務。 有一年,做給7-11的商品,在運輸過程中14個貨櫃因沈船掉進大海,使我們幾乎破產。OEM本身利潤空間不大,作為小公司,我們承受不了OEM的風險,因此2000年我們決定主要通過電子商務做零售。 其實臺灣是行李箱製造大廠。我們曾經做過臺灣製造的行李箱的國內銷售以及團購。賣了7年,心想總不能一直賣B品,便想到了自己賣,找内陆工廠做了歐印行李箱。雖然沒有品牌知名度,但是通過售後服務給客人保證,贏得客人的信任。再後來,我們認識到了品牌的重要性,開始尋找可以代理的日本品牌,開始在網上搜尋,找到了Legend Walker。雖然網上的信息很有限,但是從那個時候我們就對LW這個品牌深深吸引,開始與日本TS公司聯絡。

看來您在這個行業有不少经验。那么在众多行李箱品牌,日本品牌当中,为什么看重Legend Walker呢?

应该是十多年前了。我们不會日語,当时TS又不对应英文,我们很着急。干脆飞来日本,找到了当初的海外担当,正巧是台湾人 。得到了TS的信任,进了第一次货之后,LW的行李箱在台湾很快卖光。台湾的消费者们很喜欢日本品牌,加上我们店铺的售后服务和保障,粉丝越来越多,慢慢地做了起来。
Your company inspires me。多年的汽车配件生意让我们对日本品牌对于开发的匠心精神,品质管理的严格非常了解,这点也在日本行李箱中得到了体现。LW的行李箱在台湾相比起其他同类产品并不便宜,但是良好的品牌口碑,透明的修理价格,让客人能够使用很多年,感觉超值。所以我们的客人有很多都成为了我们的粉丝,今后买第二支,第三支的时候,家人朋友旅行的时候都会介绍我们的品牌。

看到了台湾LW在Facebook的粉丝群,很是热闹呢。能请您讲一讲粉丝团都做些什么吗?

我们在线上和线下都有和粉丝保持联系的方式。十年以来,我们在群里发表新产品,介绍新的用法,时不时的还有推出纪念版的特殊颜色箱子,创造特别感。偶尔会搞活动,送小礼物等等。在这个圈子,行李箱是时尚的代言,所以像包包一样,每个人会有不重复的3-5个箱子。粉丝时不时会询问有没有新款,并不是没有这个尺寸的箱子,而是追求最前沿的时尚,把雷剑欧克作为风向标。

每个人3-5个箱子真的是太赞啦。在日本出于收纳的问题,一般人家只局限于购买最低数量的行李箱。不过日本人对台湾旅游的热情很高涨,日本调查也显示台湾是日本人疫情过后最想去的旅游地TOP3。您对台湾的旅游开放有什么期待吗?

我相信台湾今年一定会飞。现在经济政治的局势已定,3月开放商务来往,检疫期缩短,旅游也会在不久的将来开放。作为我们公司也在做准备,确认供应链,为春天备货。

看起来距离国内外的往来已经不远了呢。最后问问您,这些年在做LW台湾独家代理的过程中有什么收获吗?

对我们来说,把日本的好东西介绍给台湾的客人来分享,是再有意义不过的事。在我介绍商品,传达设计理念的时候,客人眼睛瞪巴巴地看着我,好奇地询问各项功能的时候,我为我们的产品而自豪;在我们与粉丝互动,老顾客带着期待来看新产品的时候,我感受到他们对于品牌的信赖。就连有的时候收到修理品,看着行李箱使用过的痕迹,感受到我们的产品陪伴了客人的旅途,我们也无比欣慰。

比如你看我们收到的这款6700修理。破掉的箱子上至少有100个航空公司标签。后来才知道他是X妹演唱会乐团的成员,曾经出演世界巡回演唱会,所以才有这么多的印记。这位客人最终决定购买了一支新品6700,继续他的旅途。

这样的故事还有很多。行李箱不是随便一件日用品,而是陪伴用户的旅途伴侣,也是承载回忆的宝贵物件。做LW的台湾代理,给我带来的不仅是商业上的收益,更多的是服务台湾顾客,宣扬日本品牌LW给我的自豪与快乐。

这一期给大家带来了新的角度,Legend Walker海外代理店,台湾王女士的采访。通过她对品牌的认识,对客人的服务,我也好像更加理解了这个品牌和商品的魅力所在。行李箱的意义不仅在于它的功能性,它还是时尚标志,承载记忆的宝箱。

トップ
PAGETOP
トップ
x